様々なシステムやサイトで出力形式として扱われるCSVですが、テキストエディタで見ると見にくいし、Excelで開くと中身が変わったり保存形式が変わったりしますよね…
そんなCSVファイルをエクセルのような表形式で表示し、編集・保存も行える キャッサバというソフトの紹介です!
南米原産のイモ科の植物のキャッサバではありません!!
エンジニアにとってのキャッサバはタピオカの原材料ではないのです!
CSVファイルとは?
そもそも、CSVファイルとは??という事について簡単に説明していきたいと思います。
CSVは Comma Speparated Valueの頭文字を略してCSVと呼ばれています。
英語の通り、カンマで区切って値が入っているファイルとなっています。
CSVはテキストエディタやexcel等様々なソフトで開けるため、ウェブからダウンロードしてくるファイルに多く使われます。(特にデータの出力などに使用されます。テキストなので容量が小さいのもメリットです!)
また、システム間の連携にも多く使われています。
最近作られるようなシステムでは好んで実装されませんが、昔から使っているシステムがCSVで…という事情もあり、現在でもCSVでのシステム連携を行う案件が意外と多いように思います。
開発者目線だと、実装も簡単でユーザーの手間を考えなければ楽な方法ではあります。
連携する項目の変更も簡単ですしね…
キャッサバを使うメリット
それでは、今回紹介するCSVエディタのソフト「キャッサバ」を使用するメリットについて書いていきたいと思います。
例えばExcelでCSVを保存すると、内容が変わったり形式が変わったりとあまり良いことはありません。(特にMac版のExcelは壊滅的です。)
Excelは「00001」のようなコードを「1」に変換してしまいますし、テキストエディタで開くと、どれがどの項目なのか全く分からなくなってしまいます。
表示するだけであれば、Excelでも少し設定して開けば綺麗に開くことができるのですが、保存形式はどうにもならないことも多いです。(Excelのバージョンにもよります。)
キャッサバはCSVエディタとして開発されたソフトなので、そのような不都合を解決できます!
実際の同じファイルをgoogle spread メモ帳 キャッサバで開いて比較してみます。
テキストエディタで開いた場合
上の画像はメモ帳でCSVファイルを開いてみたものになります。
最初の項目は良いのですが、後ろの項目は どれがどの項目の文字列なのか分からなくなってしまいます。
実際には20や30も項目がある場合が多いので、これよりももっと複雑なことが多いです。
保存時に問題が起こることはないですが、とにかく見にくいです!
GoogleSpredで開いた場合(excelも同じ)
使用しているパソコン内にExcelがないので、GoogleSpredで確認してみました。
先ほど、メモ帳で開いたファイルと同じCSVファイルを開いても商品コードの00001が1になっていることが分かります。
今回はありませんが、郵便番号を計算してしまったり数値を2E+12のように表示してしまうこともあります。
更に、保存時にも形式が上手く保存できないことがあり問題が多いです。
キャッサバで開いた場合
上の画像のように見た目はExcelのような表形式ですが、0を消したり保存したら形式が崩れたりすることはありません。
表形式なので、ヘッダーと明細の対応が分かりやすいです。
CSVを編集するソフトとして、昔から使用されているので、分からない事を調べる際にも多くの情報を得る事ができると思います!
ダウンロード・インストール方法
キャッサバは下のリンクからダウンロード可能です。
対応OSはWindows7/10となっています。
ダウンロードされるファイルはZipファイルとなっているため、使用するためには解凍する必要があります。
解凍したファイルの中に Cassavaというアプリケーションがあるので、そのファイルをクリックすることでキャッサバを立ち上げることができます。
使用頻度が高い方は、タスクバーに固定しておくと便利だと思います。
キャッサバでCSVを開く方法!
キャッサバの基本的な使い方は簡単です!
キャッサバを立ち上げて、
上の画像のように、メニューバーの右端のファイルをクリックします。
クリックすると表示されるプルダウンから、上の画像の赤枠部分の「開く」をクリックすると開くファイルを選択することができます。
開かれたファイルを単純に変更する場合は、そのまま書き換えて保存するだけです!
Excelと操作が違う部分が多いので、慣れるのに時間がかかりますがCSVファイルを頻繁に使う方には是非試していただきたいアプリになります!!
単純なCSVエディタとしての機能だけではなく、便利な機能が数多く備わっているので、気になった方は調べてみてもいいかもしれません。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。