今回はきつい、ブラックと言われがちなシステムエンジニアについて実体験や考えを含めて話していきたいと思います。
特に、未経験でシステムエンジニアに就職や転職を考えている方に読んでいただきたいです。
なんでブラックなイメージがあるのか
IT業界ってブラックなイメージが定着していますが、実際はどうなんでしょうか…
割と労働人口が多い業界なので一部の過酷な労働環境が目立っている部分もありますが、実際に残業時間が多いのは事実だと思います。
日本のIT業界の仕組みが問題
これは、日本のIT業界が抱える闇の一つです。
中抜きビジネスが大好きなこの国のIT業界ではいかに、ユーザーから直で仕事を取れるかが重要になってきます!(俗にエンドユーザーと直接取引とかプライム案件とか言われます)
下請けになればなるほど、ユーザーから支払われる金額からどんどん中抜きされるので、仕事量に対して少ない給与しかもらえなくなります。
これが個人の技量がどうこうの前に、働く環境が大事になってくる理由です!
そして、下請けになればなるほど労働環境も悪くなる印象があります。
もちろん例外はありますが…
たしかにきついし人は良く辞める
特に入社して数年は社内の人間とのみ係わることが多いので、周りの人間関係に左右されやすいです。
そして、長期的に続く長時間労働、休日出勤で辞めていく人は多く見ました。
この業界、転職のハードルは低く、給与が下がることを気にせずに労働時間の削減を理由に転職する人も多い気がします。
そして、向かない人はとことん向かないのも特徴だと思います…
仕事をするのに場所や時間の制約がない!!ってことは…
設計や実装など、顧客とのスケジュールが絡んでこない業務については、極端な言い方をすれば、いつでも、どこでも仕事をすることができます!!素晴らしいメリットのように思えますよね!
しかし、経営者目線で見ると、どこでも、いつまでも仕事させることができるになってしまいます…
これがこの業界の労働時間が長くなりがちな理由の1つだと思います。
残業時間が多いことを見込んでいるので、昇給の額が控えめな印象はあります…
給与が良いイメージがあるけどどうなの??
結論から言うと、会社によります!!
これはどの業界にも言えると思いますが、同じ仕事量でも会社によって給料は大きく異なると思います。
この業界は1部上場しているような企業でも、恐ろしく給与の低い企業も存在しているので注意が必要です。転職活動をしてみて、調べてみると30前半で400万なんてザラにあるみたいです…
なぜ、給与が良いイメージがあるのか
一部上場の企業の平均年収を見てみるとわかるのですが、独立系のSIerなどはかなり低めです。入社10年目で400万とかいう会社もあるようです。(逆に残業が多いと中小企業でも2年目で400万なんて超えてしまいます)
給与が良いイメージがある最大の理由は、残業時間が多いからではないでしょうか。
または、給与が高い海外のエンジニアのイメージを引っ張っているのもあるかもしれません。
基本的には残業時間が多い業界ですので残業が恒常化している職場では、月60時間くらいは当たり前、多い月は120~となっていくことは覚悟しておいたほうがいいかもしれません。36協定??なにそれ?
給与を高くしたい場合は、少しでも給与の良い会社か、転職することを前提にスキルを身に着けられる会社に就職するのが良いと思います。
まとめ
・給与を上げたいならエンドユーザーと直接取引しているような会社に所属しよう!!
・他の人との差別化をはかろう!
・働く人は長時間労働は覚悟しておくべき!
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。